さかぐちブログ
2019年11月20日 水曜日
農地の無許可転用
ある土地の地目変更の相談を受けたところ、無許可で転用されており、しかもその横にあったはずの水路まで埋められていたことが判明しました。30年も前の話なので、農地法の許可は申請せずに進めることにしました。許可なしでも地目変更は可能と考えられるからです。埋められた水路については、手続は保留することに。これをやろうとすると、水路管理者との境界立ち合い、利害関係者の同意を得て、用途廃止、普通財産としたところで売り払いの申請、その後に表示登記、保存登記へと進みます。時間も費用もかかるため今は保留となりました。30年間、農地以外の敷地として利用され、近隣の苦情もなかったので農業委員会も異議は述べないと予想されるため、許可書なしの地目変更登記は通るものと思っています。