さかぐちブログ

2019年11月20日 水曜日

農地の無許可転用

ある土地の地目変更の相談を受けたところ、無許可で転用されており、しかもその横にあったはずの水路まで埋められていたことが判明しました。30年も前の話なので、農地法の許可は申請せずに進めることにしました。許可なしでも地目変更は可能と考えられるからです。埋められた水路については、手続は保留することに。これをやろうとすると、水路管理者との境界立ち合い、利害関係者の同意を得て、用途廃止、普通財産としたところで売り払いの申請、その後に表示登記、保存登記へと進みます。時間も費用もかかるため今は保留となりました。30年間、農地以外の敷地として利用され、近隣の苦情もなかったので農業委員会も異議は述べないと予想されるため、許可書なしの地目変更登記は通るものと思っています。

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2019年11月 7日 木曜日

夫婦間の贈与

夫から妻への贈与の手続きを依頼されたことがあります。夫婦間贈与というと色々な場合が想定されます。まず、離婚による財産分与を贈与と呼称しているばあい。次に夫に負債があり、その財産隠匿としての名義変更の場合。もう一つは夫婦関係20年以上の場合の贈与税軽減措置を利用する場合。自分が依頼されたのは、離婚でも財産隠しでもなかったのですが、婚姻歴20年以上でもなかったのです。婚姻歴は浅かったけれど、再婚同士で夫に前妻との間に子があり、妻としては居住している家と土地を自分のものとしておきたいということでした。厳密には子の遺留分が残りますが、事実上その可能性が少ないとおもわれます。言わば、妻の自己防衛策の一つとしての贈与であったわけです。若干の贈与税はかかりますが、土地と家を2年度に分けて贈与する等の方法もとれます。

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